織部焼(おりべやき)
長さ13.0p 高さ10.0p 江戸時代前期 (約380年前)
織部(おりべ)は、美濃を代表するやきものの種類のひとつです。ひずんだ形や奇抜(きばつ)な装飾(そうしょく)は、武将(ぶしょう)であり茶人でもあった古田織部(ふるたおりべ)の好みだとされます。酸化銅(さんかどう)を使った緑色の釉薬(ゆうやく)が有名ですが、自由で新しいやきもの作りの精神で作られたため、いろいろな形や作り方があります。斜面(しゃめん)に部屋をたくさんつなげた形の、連房式登り窯(れんぼうしきのぼりがま)という窯で焼かれました。この窯は下の部屋から上へ順番に温めて行くので、とても効率(こうりつ)良く熱を利用できます。
もどる